2017年1月8日、第74回ゴールデングローブ賞授賞式がアメリカのビバリーヒルズで開催され、デイミアン・チャゼル監督の新作『ラ・ラ・ランド』が、ミュージカル・コメディー部門作品賞など、最多7部門を受賞した。チャゼル監督自身も監督賞と脚本賞を受賞した。
また、ドラマ部門の作品賞は、バリー・ジェンキンス監督の『ムーンライト』が受賞。
ポール・ヴァーホーヴェン監督のフランス映画『Elle(原題)』が外国語映画賞を受賞し、主演のイザベル・ユペールは主演女優賞(ドラマ部門)を受賞した。
映画部門の受賞作品は以下の通り。
🎬作品賞(ドラマ部門)
『ムーンライト』
🎬作品賞(ミュージカル・コメディ部門)
『ラ・ラ・ランド』
🎬監督賞
デイミアン・チャゼル『ラ・ラ・ランド』
🎬脚本賞
デイミアン・チャゼル『ラ・ラ・ランド』
🎬主演女優賞(ドラマ部門)
イザベル・ユペール『Elle(原題)』
🎬主演男優賞(ドラマ部門)
ケイシー・アフレック『マンチェスター・バイ・ザ・シー』
🎬主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)
エマ・ストーン『ラ・ラ・ランド』
🎬主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)
ライアン・ゴズリング『ラ・ラ・ランド』
🎬助演女優賞
ヴィオラ・デイヴィス『フェンス(原題)』
🎬助演男優賞
アーロン・テイラー=ジョンソン『ノクターナル・アニマルス(原題)』
🎬作曲賞
ジャスティン・ハーウィッツ『ラ・ラ・ランド』
🎬アニメ映画賞
『ズートピア』
🎬外国語映画賞
『Elle(原題)』
🎬主題歌賞
City of Stars『ラ・ラ・ランド』
デイミアン・チャゼル監督はアメリカ生まれの31歳。前作『セッション』(2014)はサンダンス映画祭グランプリを受賞するなど大きな話題を呼んだ。『ラ・ラ・ランド』は第73回ヴェネチア国際映画祭でオープニング上映された作品でもある。
ゴールデングローブ賞はハリウッド外国人映画記者協会(HFPA)によって主催され、映画部門とテレビ部門でそれぞれ作品が選出される。米アカデミー賞の前哨戦として毎回注目を集めている。
今回、特別功労賞を贈られたアメリカの大女優、メリル・ストリープがドナルド・トランプ次期米大統領を批判するスピーチを行い、賞レース以上の注目を集めている。
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