2月18日、ベルリン国際映画祭の授賞式が開催され、コンペティション部門の最高賞である金熊賞をハンガリーの女性映画監督イルディコ・エンエディ監督のラブストーリー『オン・ボディー・アンド・ソウル(On Body and Soul(英題))』が受賞した。審査員グランプリにはセネガル系フランス人監督アラン・ゴミ監督がコンゴを舞台に撮影した『フェリシテ(Felicite(原題))』、監督賞にはアキ・カウリスマキ監督がフィンランドにやってきたシリア難民を描いた『ジ・アザー・サイド・オブ・ホープ(The Other Side of Hope(英題))』がそれぞれ選ばれた。
なお、コンペティション部門の審査員長は映画監督のポール・ヴァーホーヴェン。
日本からは荻上直子監督の『彼らが本気で編むときは、』がテディ賞(LGBTに関する優れた作品に贈られる賞)の審査員特別賞に選ばれた。
コンペティション部門の受賞結果は以下の通り。
🎬金熊賞
『On Body and Soul』(イルディコ・エンエディ監督)
🎬銀熊賞 審査員グランプリ
『Felicite』(アラン・ゴミ監督)
🎬銀熊賞 アルフレッド・バウアー賞
『Spoor』(アグニエシュカ・ホランド監督)
🎬銀熊賞 監督賞
アキ・カウリスマキ『The Other Side of Hope』
🎬銀熊賞 女優賞
キム・ミニ『On the Beach at Night Alone』
🎬銀熊賞 男優賞
ゲオルク・フリードリヒ『Bright Nights』
🎬銀熊賞 脚本賞
セバスティアン・レイロ、ゴンザロ・マザ『A Fantastic Woman』
🎬銀熊賞 芸術貢献賞
ダナ・ブネスク『Ana, mon amour』(編集)